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第24回給排水設備雑学講座

皆さんこんにちは!
T.S工業、更新担当の中西です。

 

1️⃣ 改修の基本スタンス—“住まいを止めない”工程設計
新築と違い、改修は人が暮らしながら行うのが前提。断水時間の最小化、騒音・粉塵の抑制、清掃・養生の徹底が評価の9割を占めます。さらに、見えない部分の更新(配管・止水)と見える仕上げ(復旧・美観)の両輪で満足度が決まります✨。

 

2️⃣ 現地調査—“情報が最大の武器”🔎
• 既設材質と劣化:給水(亜鉛めっき鋼管・銅・架橋PE)、排水(塩ビ・鋳鉄)を確認。赤水、青水、ピンホール痕、腐食粉などをチェック。
• 図面の有無:図面なしが普通。配管探索(打診・非破壊探査・内視鏡)と器具裏の開口で実像を掴む。
• 水圧と流量:末端シャワーの体感だけでなく、動的圧(開栓時)と静的圧(止水時)を測る。ピーク時間帯にも計測。
• 通気状況:封水切れ・ボコン音がないか。天井内での隠れサイホンを疑う。
• 住環境:在宅/不在、ペット、アレルギー、工事時間の制約、エレベーター有無、駐車場・資材搬入動線🚚。

 

3️⃣ 工法の選択—露出か隠蔽か、交換か更生か🛠️
• 露出更新:メンテ性◎、工期短縮、コスト抑制。意匠に配慮して化粧ダクトや配管カバーを活用。戸建ての床下・天井裏で有効。
• 隠蔽更新:美観◎。一方で開口・復旧の範囲が広くなる。点検口と将来の交換性を必ず確保。
• ヘッダー化:架橋PEなどで放射状配管にし、末端圧を安定。漏水リスク(継手数)を低減し、将来の追加にも柔軟💡。
• 更生(ライニング):排水鋳鉄の孔食・摩耗に対して内面更生を選択するケースも。施工者の経験値が品質を左右するため、サンプル試験・保証を確認。

 

4️⃣ 戸建て改修のポイント 🏠
• 床下・天井裏活用:床下点検口からの配管更新は生活影響が少ない。白蟻・断熱の状況も併せてチェック。
• 給湯器刷新:古いふろ給湯器は効率・安全面で更新メリット大。追いだき配管や循環金具の汚れに注意。
• 節水・快適:吐水口の空気混合器具、サーモ混合水栓、洗面ボウル高さの最適化で体感向上😊。
• 凍結対策:屋外露出は保温・ヒーター、ドレン抜き。屋外立上りやバルブ周りに点検性を残す。

 

5️⃣ 集合住宅改修のポイント 🏢
• 管理組合・管理会社との合意:工事申請、作業時間、騒音・臭気対策、掲示・挨拶文の配布。上下階の同意が必要な作業も。
• 立管更新:共用部の排水立管・通気立管は、居室への影響が大きい。段取り=命。階ごとのバイパス仮設や便器仮設で生活を止めない。
• 共用PSの衛生:遮音・防虫・防カビを意識。清掃口やバルブ操作スペースは将来を見込んで広めに確保。
• 漏水リスク管理:止水栓の更新、化粧ボード復旧の同日完了、夜間見回り。保険・保証条件を見える化。

 

6️⃣ 工程と段取り—“断水は最小、復旧は最速”🗓️
• 典型工程:現調→見積→近隣挨拶→養生→解体→配管→機器→試験→復旧→清掃→引渡し。
• 断水計画:時間帯アンケートで影響の少ない時間に設定。系統ごとの切替で部分断水に分割。
• 粉塵・騒音:養生2重、負圧養生、HEPA付き集塵、コア抜きは時間指定。
• 写真台帳:既設→解体→新設→圧試→復旧の時系列で残す📸。

 

7️⃣ 試験・検査—“数字で安心を届ける”
• 給水圧力試験:規定圧で一定時間保持、圧降下なしを記録。メーター写真と圧力計を同フレームで撮影。
• 通水・通気試験:器具ごとの排水確認、トラップ封水の安定をチェック。ボコン音やにおいの有無を立会いで共有。
• 温度・湯待ち時間:給湯立上り時間を測定。循環や断熱強化での改善も説明♨️。

 

8️⃣ 見積と契約—“抜けと曖昧さ”を無くす💰
• 内訳:配管種・径・延長、開口・復旧㎡、器具台数、保温厚、写真台帳、廃材処分、夜間・休日割増、仮設トイレ等。
• 追加・減額:想定外(梁・配管干渉・腐食)の処理方法と単価を事前合意。オプション表(節水器具・混合水栓・浄水器)で提案の幅を。
• 保証:配管・機器・止水の保証年数、緊急対応時間(何時間以内)を明文化。

 

9️⃣ 事例で学ぶ 🧪
A:戸建て—ヘッダー化で水圧安定
– 既設:鉄管分岐で末端圧が不安定。
– 対策:架橋PE+ヘッダーで各水栓を放射状化。減圧弁で音を抑え、断熱強化で湯待ち短縮。
– 効果:同時使用でも快適、漏水リスク減少😊。
B:集合住宅—排水立管の臭気問題
– 既設:通気不足で封水切れ。
– 対策:リリーフ通気を増設、床トラップを深い封水へ更新、清掃口を増やし運用も改善。
– 効果:臭気クレーム解消、清掃時間短縮。
C:洗面化粧台周りのピンホール
– 既設:銅管の孔食。
– 対策:SUS/樹脂管へ更新、電食対策の絶縁継手、圧試で検証。
– 効果:再発防止、見た目もすっきり✨。

 

🔟 チェックリスト
☐ 断水時間・作業時間を事前合意し、掲示・挨拶済み
☐ 既設材質・ルートを“見える化”(写真・スケッチ)
☐ 露出/隠蔽・交換/更生の方針を説明
☐ ヘッダー化・節水器具など“体感UP”提案を提示
☐ 圧力・通水・温度の数値記録を引渡し書類に添付
☐ 漏水時の緊急対応窓口・保証条件を明文化

 

1️⃣1️⃣ まとめ
住宅改修は生活と工事の調和がすべて。技術的な正解に加えて、段取り・コミュニケーション・記録を磨くことで、満足度と紹介率が劇的に高まります。次回は現場力の根幹、“段取り力”=現場段取り・搬入・安全対策を深掘りします!⛑️📦💪

 

T.S工業は新潟市に拠点を置き、水廻りのリフォーム・外構工事をメイン事業としております。

他にも、一般住宅新築関係、設備機器交換、各種メンテナンス関係における工事など、幅広く対応しております。

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